本の購入量は各段に増えた。
心理学系の専攻だったこともあって、
ビジネスに関する知識は全くないに等しかったし、
強迫されるようにビジネス書を買いあさるクセがついてしまった。
しかし、最近思うのは、
特に自己啓発本と呼ばれるものは、似たような内容のものが多いこと。
起源となっている本がたぶんあって、それを読めば済むのではないか、と。
この本では「メタボ読書のすすめ」として、下記のように述べている。
一読してすぐに理解できるような軽い内容のものではなく、
多少「頭にもたれる」くらい歯応えのある高カロリーな本を、
自ら意識して選んで、読んでいく必要があります。
僕は一読してすぐに理解できるような軽いビジネス書はかなり好んでいたのだが、
前述したように、目先がちょっと違うだけで、考え方の根本は同じものが多く、
時間の無駄を感じはじめたのである。
そういう意味では、著者が厳選された本を自分で考えながら読むことに重きをおいている主張は腑に落ちるものだ。
(と言いながら、結局、安心感を得るために読んでしまうのだが…)
さて、この本では、読書時間の確保術や本の選び方などが述べられているが、
僕が最もマネしてみようと思ったのはフォローアップの箇所。
読んだだけでは、頭に内容が残らないわけで、
読書ノートをつけることがオススメされている。
まずは本を読みながら、気になったところに線を引くなり印をつける。
それをノートに手書きで書き写すわけだが、
全部を書き写そうとしたらたぶん膨大すぎて難しい。
ということで、10箇所程度を厳選することとある。
これはいい、と思った。
厳選するために、改めて線を引いた箇所を読み返すわけであるし、
それが大事かどうかを改めて考えることにもなる。
ということで、早速実践していこうと思っている。
ちなみにパソコンで読書ノートを作成してもいいけれど、
この本では手書きを勧めている。
手書きのほうが脳に刺激を与えることができるからであろう。
そういえば本の内容とは全然関係ない話だが、
パソコンの画面で文書を読むよりも、
印刷物のほうが頭に入るような気がするのはなぜだろう?
それはさておき、最近流行りの速読術とはまた違った、
ある意味オーソドックスな読書論で、
真似してみようと思った箇所も多かった。
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