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2009年05月25日

本:『イチローは「天才」ではない』 小川勝

イチローはいつのまにか特別な存在になった。
数々の記録を塗り替えて、メジャーでも成功している。
その言動も、他の選手とは異なる何かを感じさせる。

イチローはどうやって特別な存在になったのか?

この本はイチロー本人の声はないが、
彼を取り巻いたコーチらの証言がある。
それぞれ非常に興味深い。

それにしてもイチローの動作一つひとつには、
科学的にきちんと意味があるらしい。
たとえば振り子打法。
足をゆったりと上げる動作でリラックスを作ることが、
次の鋭い動きの準備になっている。
たとえば構える前に、バットを立てて投手方向を見る動作。
それは効き目である右目をこれから使うぞという準備になっているという。
イチローが科学的裏付けをどこまで持っているかは定かではないが、
経験的裏付けを持ってはいるのだろう。
それによって無駄のない、そして変わらないルールを作ったのではないか。

そういう特別な域に到達できたのは、
そうなりたいという意志とたゆまぬ努力だったのだろうと想像する。
でも、それができるのが「天才」ということだと思う。

さて、この本はイチローの本なのだが、
僕が購入に至ったのは、実は第二章にある長谷川滋利の章が読みたかったから。
オリックス時代の長谷川については、そんな選手がいることなど僕は全く知らなかった。
だけど、マリナーズで、英語で話し、チームメートに溶け込んでる姿が印象的で、長谷川のファンになった。
メジャーリーグに通用するのか?という問いに彼はこう答えたそうだ。
「問題は、通用するかどうかじゃない。適応できるかどうかなんですよ」

別にメジャーで活躍するのに英語がなくてもいい。
野球が上手ければ。
でも、長谷川は英語で話し、アメリカに生活拠点を移し、その場所に適応している。
そんな姿が魅力的だった。
引退したときはもう少しやってほしいと思ったなあ。

イチローは「天才」ではない (角川oneテーマ21)イチローは「天才」ではない (角川oneテーマ21)
小川 勝

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posted by だぶさん at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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