頭のキレる参謀役、三国志で言えば諸葛孔明のような。
就職活動でも、最近は人気の職種であるようだ。
さて、しかし、コンサルタントとは何をする人なのか?
イメージが先行していて、コンサルティングとはいったい何であるかがよくわからない。
この本は、コンサルティングとは何であるか、
コンサルティングの進め方の具体的方法がわかりやすく述べてある。
経営コンサルタントが共通して目指しているのは、
コンサルティングを通じて「顧客企業の業績の向上を短期間で実現する」ことです。
そして、そのための活動として、
「戦略思考による課題解決」と「プレゼンテーション」を挙げている。
コンサルタントといえば戦略思考は何となくイメージがつくが、
この本では「プレゼンテーション」も重要な位置づけとし、多くのページを割いている。
聞き手に行動を起こさせることがプレゼンテーションの目的であり、
そのためにどのような準備が必要なのかが解説されている。
その中で印象に残ったのは、「100万ドルのスライド」が入っていることが、
インパクトを残すための絶対条件であること。
これはプレゼンテーションの決め手となる1枚のスライドのことである。
それから、プレゼンテーションの”場”を特別なものと位置づける効果。
クライアントに行動を起こさせるという最終目的のために、
いかに”場”の雰囲気をつくっていくかも考える必要がある。
戦略思考については、いくつかのフレームワークが解説されている。
これらは今までに他の本でも見たことがあるものだが、
結局、ツールとして使いこなせていないことが問題。
自分の仕事の中で、生活の中で、とにかく使ってみることが大事だろう。
また、観察の重要性について触れられていたが、これも確かに必要だと思った。
しかし、これもただ見ているだけでは何も見えてこない。
どういう問題意識で、どのように観察するかが大事なのだろう。
たとえば場所を固定して、時系列で観察してみるとか。
そして、小さな現象や変化を感知する感度が、仮説構築力を磨くことになる。
繰り返しになるが、
この本はコンサルティング活動の流れがわかりやすく述べられているが、
これらを実際の仕事の中で使ってみないことには、読んだ価値が得られたとは言えないだろう。
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