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2009年04月30日

本:『コンサルタントの習慣術』 野口吉昭

世の中に、近道をして成功した人間なんて、一人もいない。
世の中に、近道をして目標を達成する方法なんて、存在しない。
プロになったり、成功したり、目標を達成する唯一の方法は、
努力を継続することだ。すなわち「努力の習慣化」である。

結局はこれに尽きるのであろう。
『「1日30分」を続けなさい!』も、継続は力なり、ということだった。

分子生物学者の福岡伸一氏のコラムを引用して、
「そんじょそこらのアマチュアなど全くよせつけないプロフェッショナル」になるには、
(イチローや浅田真央のような人たちだ)
1万時間、「そのことだけに集中し専心したゆまぬ努力」をすることが必要らしい。
おおよそ1日3時間×10年間くらいである。

この習慣化ということの分岐点は何か?
それは「好きかどうか」だとしている。
まあ、やはり好きでなければ続かないのだ。
だとしたら、自分の好きなものは何か、どうしたい、どうなりたいか、
自分を分析して、主体的に行動することが大事になってくる。
この本でも、「目的」と「目標」と「手段」が曖昧だと習慣化に失敗するとある。

いかに問題意識をもち、目的、目標を立てるか。
それが一番苦手にしているところなのだけれど、
これはもう自分を深く分析していく以外にどうしようもない。
主体的な行動のために「ロードマップ」を描くことを勧めているが、
とにかく一度描いてみようと思っている。

さて、習慣をマネジメントするためのポイントが3つ。
@見える化=今の自分を常に正しく、冷静に把握する
Aランドセルサイクル=いつでもどこでも前倒しの準備を怠らない
B愚直さ=継続こそ力の原点
ちなみにランドセルサイクルとは著者の造語。
重要なのは前倒しで準備をするということだ。

参考になったのは、打たれ強い人は、
個人の精神的強さだけではなく、支えてくれる人物やチームをもつ、
それもできるだけ複数の場所にもっている、ということ。
1人では戦えないのだ。

そしていつも修羅場をくぐり抜けている人の共通点は、
淡々としていること。
常に本質的なことだけに目を向けている。

この本に書かれていることは、
簡単に成功できるコツなどではなくて、
いかに努力することが大事であるかということと、
その習慣化をするためのコツである。
あとは自分が行動を起こすかどうかだ。



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2009年04月29日

本:『コンサルティング実践講座』 須藤実和

コンサルタントにはかっこいいイメージがある。
頭のキレる参謀役、三国志で言えば諸葛孔明のような。
就職活動でも、最近は人気の職種であるようだ。

さて、しかし、コンサルタントとは何をする人なのか?
イメージが先行していて、コンサルティングとはいったい何であるかがよくわからない。

この本は、コンサルティングとは何であるか、
コンサルティングの進め方の具体的方法がわかりやすく述べてある。

経営コンサルタントが共通して目指しているのは、
コンサルティングを通じて「顧客企業の業績の向上を短期間で実現する」ことです。

そして、そのための活動として、
「戦略思考による課題解決」と「プレゼンテーション」を挙げている。

コンサルタントといえば戦略思考は何となくイメージがつくが、
この本では「プレゼンテーション」も重要な位置づけとし、多くのページを割いている。
聞き手に行動を起こさせることがプレゼンテーションの目的であり、
そのためにどのような準備が必要なのかが解説されている。

その中で印象に残ったのは、「100万ドルのスライド」が入っていることが、
インパクトを残すための絶対条件であること。
これはプレゼンテーションの決め手となる1枚のスライドのことである。

それから、プレゼンテーションの”場”を特別なものと位置づける効果。
クライアントに行動を起こさせるという最終目的のために、
いかに”場”の雰囲気をつくっていくかも考える必要がある。

戦略思考については、いくつかのフレームワークが解説されている。
これらは今までに他の本でも見たことがあるものだが、
結局、ツールとして使いこなせていないことが問題。
自分の仕事の中で、生活の中で、とにかく使ってみることが大事だろう。

また、観察の重要性について触れられていたが、これも確かに必要だと思った。
しかし、これもただ見ているだけでは何も見えてこない。
どういう問題意識で、どのように観察するかが大事なのだろう。
たとえば場所を固定して、時系列で観察してみるとか。
そして、小さな現象や変化を感知する感度が、仮説構築力を磨くことになる。

繰り返しになるが、
この本はコンサルティング活動の流れがわかりやすく述べられているが、
これらを実際の仕事の中で使ってみないことには、読んだ価値が得られたとは言えないだろう。



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2009年04月27日

本:『「1日30分」を続けなさい!』 古市幸雄

一言で言えば、「継続は力なり」ということ。

毎日30分の勉強を習慣化して何年も続けていくことのほうが、
週に1度まとめて5時間勉強するよりもはるかに効果的だとしている。

集中力はそれほど長く続くものではなく、
この本では長くて30分だという。
(他には45分などを主張する方もいるが、
いずれにせよ、それほど長くはない。)
30分集中して勉強し、休憩をとってまた集中して30分。
集中力が途切れて勉強がイヤになる前に休んでしまうのである。

また、勉強する時間はなるべく朝がいいとしている。
やはり朝型生活が良いのだなあ、と改めて思った。

そして、一番気をつけなければいけないと思わされたのは、
テレビの見すぎとインターネットのしすぎ…。
疲れて帰ってくるとついテレビを見てしまう。
著者はテレビを見ないことで時間は捻出できるというが、
確かにそのとおりである。

そう考えると、朝の時間帯はテレビの誘惑も少なく、
やっぱり勉強にはうってつけなのだろう。

というこで、できる限り朝型にして、
1日30分を続けてみようと思う。



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タグ:勉強法 継続
posted by だぶさん at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発・ビジネススキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドラマ:『空飛ぶタイヤ』

WOWOWで放映されていたドラマ『空飛ぶタイヤ』が完結した(全5話)。
仲村トオル、田辺誠一、萩原聖人、水野美紀、大杉蓮、國村準など、
豪華キャスト(脇を固める面々もすごい)で作られた社会派ドラマ。
演技力のある役者さんが確かな存在感のある演技をする、
いわゆる民放キー局のトレンディドラマなどでは観られない骨太さがあって良かった。

ざっくりと言ってしまえば、中小の運送会社赤松運送の社長が、
事故の真相を隠そうとする大企業(ホープグループ)と戦う話である。
当然、大企業の圧倒的圧力に屈しそうになるわけであるが、
それでも正しいことは正しいと信じて戦う話である。
(詳細なあらすじはコチラから)

結末は予想どおり正しいものが勝つ、
つまりは小さい会社が大企業を倒すわけであるが、
そこまでの過程が、飽きさせないテンションを保っており秀逸であった。
もちろん予想どおりのラストでもある種の爽快さがあって、
いい終わり方だったと感じた。

しかし、もし現実に同じようなことがあった場合、
やはり大きな権力を持つ者は簡単には屈しないのではないだろうか。
そういう意味では、ラストは赤松運送が負ける設定もありだったかもしれない。

以前、山崎豊子作の「白い巨塔」を読んでいたとき、
その解説にあったものと記憶しているが、
本当は原告患者側の敗訴で終わる予定だったものらしい。
(「白い巨塔」は医療裁判の話であり、
財前教授という権力側と原告患者との対立が今回のドラマに似ているかと)
それに対する社会的反響は大きく、社会的責任をもった結末にすべき、
ということで第2部が描かれている。

このドラマも赤松運送が負ける展開では、
やはりどこか納得のできない、やりきれないものが残っただろうとは思う。
だが、あえて、そうすることで社会的矛盾を浮き彫りにしてみるというのもありだったかなと。

いずれにせよ見応えのあるドラマだったことには間違いない。

WOWOWのドラマシリーズは、
第1作目の「パンドラ」も観ていたが、
なかなかに見応えがあって良い。
夏頃にまた新作があるようなので、見逃さないようにしたいと思う。

原作本はコチラからどうぞ


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posted by だぶさん at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(3) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

映画:『プラダを着た悪魔』

以前一度観たことがあったこの映画。
久し振りにもう一度観たけれど、やっぱり素敵な映画だと思った。
等身大のサクセスムービーであり、観終わった後に爽快感がある。

ファッションに興味のない、ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)。
なぜか一流ファッション誌「RUNWAY」のカリスマ編集長、
ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとなり、
そこからドラマは展開していく。

ミランダの指示は横暴なものが多い。
嵐で飛行機が飛ばないのに、なんとかしろ、なんてことを言う。
ひとしきり指示したあとに、さらりと冷たく言い放つ「That's all」。
この言葉は物語の中で何回も聞くことになるが、とても印象に残った。
それにしてもこんな上司がいたら本当に大変だ…。

けれども、彼女は仕事の実力を持った本当のプロフェッショナルであり、
まわりも一流と認めているからこそ、めちゃくちゃな言い分も通る。
そういう自分を作り上げていることはとても尊敬に値する部分でもある。
こういう人のもとで働く経験ができたら、自分は大きく成長できるだろうと思う。

現に、アンディがそうだ。
ぶつぶつと文句を言いながらも、最終的にはミランダの指示をこなしていく。
失敗しながらも、次第に先回りしながら仕事を進めていくようになる。
そういう部下はやっぱり上司は認めてくれるものだ。
最終的にアンディは自分がやりたかった道に再就職するわけだが、
彼女を認めたミランダがそれをさりげなく支援している。
あの場面はなんだかジーンときた。

ちなみに、アンディが成長していく過程を支える、
ナイジェル(スタンリー・ツゥッチ)の存在は大きい。

一流のプロフェッショナルなトップがいて、
厳しくも頼れる先輩がいる組織、とても魅力的である。
たとえトップが偏屈だったとしても…。

ミランダを演じたメリル・ストリープの演技には存在感があった。
アンディとミランダが視線を交わし、
ミランダが微笑んだあとに、またいつもの厳しい仕事の表情に変わる最後のシーン。
僕はあの演技が一番好きだ。

それと、アン・ハサウェイがダサい格好から、
ファッショナブルな姿へ変身していくのは痛快だった。
マドンナの曲「Vogue」をバックに、颯爽と歩いているシーンはとてもカッコいいのだ。
(ちなみにまったくの余談だが、
映画『鴨川ホルモー』の栗山千明にもこの感じを期待していたが、
それはまったく裏切られてしまった…)

ということで、きっとまた観るんだろうな。
元気がほしいときに何度でも観たくなる映画かも。



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posted by だぶさん at 16:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする